敷地面積と建築面積は何が違うの?住宅の平均的な広さについても解説!

公開日:2024/06/15  

敷地面積と建築面積 違い

 

不動産購入や住宅建築の際に混同されがちな用語に、敷地面積と建築面積があります。この2つはどう違うのか、正確に理解している人は多くはないでしょう。本記事では、まず敷地面積に目を向け、建築面積との違いについて解説します。また、注文住宅と建売住宅それぞれの一般的な広さについてもポイントを踏まえてお伝えしましょう。

敷地面積の定義とは?建築面積との違いは?

敷地面積と建築面積は、不動産購入や住宅建築において重要な概念であり、それぞれ異なる役割を果たしています。

敷地面積は建物が建っている土地の広さを指し、土地を上から見た水平な面積のことです。この際、斜面や高低差も考慮され、水平投影面積が用いられます。敷地面積における注意点はセットバックで、特定の敷地において建設が禁止される部分を意味し、セットバックの部分は敷地面積には含まれません。

つまり、建物が建っている部分だけでなく、建築基準法で建築が認められていない部分も考慮することが重要です。建築不可の部分により、建物の配置や外観に一定の制約が生まれます。

敷地面積には地域や法令によって最低限度が設けられる場合があります。敷地面積の最低限度とは敷地の大きさに制限がかかることで、とくに住宅地域では隣接する敷地との適切な距離を確保するために、最低限の面積が求められるのです。

一方で、建築面積は建物が実際に占める部分の面積のことです。坪で表示されることもあり、この場合は建坪(たてつぼ)という用語が使われます。建築面積は、建物の広さや機能性を評価する上で重要な情報であり、敷地面積との対比から建物が占める土地の利用効率を把握するのに役立つのです。

住宅の平均的な広さ

住宅の平均的な広さは、注文住宅と建売住宅で異なる傾向が見られます。2020年度のデータによると、注文住宅の敷地面積の中央値は約252.4平米(約76坪)であり、建売住宅は約130平米(約39坪)です。これらの数値は、住宅市場における一般的な傾向を示しており、人々の住宅ニーズや好みが反映されています。

注文住宅の敷地面積が76坪にも達するのは、個別の希望やライフスタイルに合わせてカスタマイズされた住宅が求められているからです。広い敷地面積により、家族構成や生活スタイルに応じて広々とした敷地を確保し、自分たちの理想の住まいを実現できます。また、広い敷地面積は庭や駐車スペースなどの余裕を生み出し、快適な生活を提供します。

建売住宅の敷地面積が39坪と比較的小さいのは、一括購入や効率的な建築プロセスによって、コストを抑えた住宅供給が求められているからです。建売住宅は大量生産され、完成された住宅が購入者に提供される形態であり、手頃な価格で住宅を手に入れることができるというメリットがあります。

これらのデータはあくまで平均値であり、実際の住宅の広さは個々の要因や地域によって異なるでしょう。都市部では土地の希少性から建物が狭くなる傾向があり、一方で郊外や地方ではより広い土地を確保しやすく建物も広くなる傾向にあります。

家づくりを成功させたいなら中立的なアドバイスを受けよう

家を建てる際には、間取りだけでなく土地の制限にも充分な注意が必要です。とくに、建物面積だけでなく延床面積も確認することが重要になります。

建物面積は建物が占める床の面積を示しますが、延床面積はそのなかで暖房やクローゼット、廊下などの非居室部分を除いた実際の生活空間を表すのです。これらの面積には差異があり、想像以上に居室部分が狭く感じられる可能性があります。

たとえば、購入を検討している物件の建物面積は大きいが、延床面積が制限されている場合、居住スペースも制限されてしまう場合があり、資金計画にも大きな影響が出ます。予算内で広々とした住まいを実現するためには、建物面積だけでなく延床面積も注視することが必要でしょう。

さらに、土地の制限も把握しておくべきです。地域によっては建築制限やセットバックなど法令による制限が存在し、これらの制限が建物の形状や配置に影響を与えます。このような情報は、物件選びだけでなく、将来的なプランニングにも大きな影響を与える可能性があるのです。

家づくりを成功させるためには、客観的なアドバイスを受けることが不可欠です。プロの建築家や不動産の専門家に相談し、物件の良し悪しや将来における住宅の拡張性などを含めた中立的なアドバイスを得ることが賢明といえます。

また、同様に、予算やローンに関するアドバイスを求めるのも有益でしょう。これにより、理想の住まいづくりを手際よく計画し、購入価格を抑えつつも広い間取りの住宅を手に入れることができます。

まとめ

不動産購入において、敷地面積と建築面積の相違点への理解が重要です。敷地面積は土地の広さを示し、セットバックや土地の規制なども影響します。建築面積は実際の建物が占める面積で、建物の広さや機能性を評価する際に大切です。

また、住宅の平均的な広さは注文住宅の敷地面積が約76坪と大きく、建売住宅の敷地面積が約39坪とコンパクトな傾向があります。家づくりを成功させるためには、プロの建築家や不動産の専門家による中立的なアドバイスを受け、建物面積だけでなく延床面積や土地の制約にも注意することが不可欠です。

以上のポイントを踏まえ検討すると、予算内で理想の広さと機能性を備えた住まいを実現できます。

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