建売住宅の購入費用はどれくらいかかる?注文住宅との違いも解説!

公開日:2024/05/15

購入費用

住まい探しは人生の大きな一歩です。とくに注目されるのが建売住宅ですが、予算はどれくらいを見込むべきなのでしょうか?本記事では、建売住宅の相場や、なぜ注文住宅よりも割安なのか、さらに長期にわたる維持費用について解説します。建売住宅や住まい探しに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

建売住宅の相場はいくらくらい?

建売住宅は、土地と建物がセットになった新築分譲住宅です。新築分譲住宅の平均相場は、地域によって大きく異なります。2021年のデータに基づくと、全国平均で約3,605万円、首都圏で約4,133万円、近畿圏で約3,578万円、東海圏で約3,139万円、そのほかの地域では約2,905万円が相場とされています。

これらの数字は市場動向や地価の変動によって年々変わりますが、おおよその目安として参考になります。この相場には、土地の価格だけでなく、建物の品質や設備のレベルも反映されています。

たとえば、高い耐震性や省エネ性を備えた住宅は価格が高めになる傾向があります。また、交通アクセスのよさや周辺環境、学校区などの立地条件も価格に大きく影響します。人気の学校区に位置する住宅や、駅近くの便利な場所にある住宅は、一般的に多くが高価格帯となります。

さらに、建売住宅の相場は、販売するデベロッパーやハウスメーカーによっても異なります。大手デベロッパーが手掛ける高級仕様の住宅は、中小企業が提供する標準的な仕様の住宅よりも高額になることが一般的です。

そのため、購入を検討する際には、予算に合わせて複数のデベロッパーやハウスメーカーの物件を比較検討しましょう。また市場には、新築の建売住宅だけでなく、中古の建売住宅も存在します。

中古の建売住宅は、新築時の価格から時間の経過に伴い価値が減少することが一般的ですが、リノベーションされた物件は再び価値が上がることもあります。中古住宅市場の動向も含め、幅広く情報を収集することが、適切な住宅選びにつながります。

建売住宅は注文住宅より安い?その理由とは

建売住宅の大きな魅力のひとつは、そのコストパフォーマンスの高さです。注文住宅と比較して建売住宅が安価になる主な理由は、設計の自由度の低さと大量生産にあります。同じ設計で複数の住宅を建築することで、建設コストを抑えられます。

また、土地の購入から設計、建築に至るまで一貫して行うため、中間コストを削減できるのです。建売住宅の開発では、一般的に大規模な土地を一度に開発し、同時に複数の住宅を建設します。

この方法により、建築資材の大量購入によるコスト削減や、建築業者の効率的な作業が可能になるのです。また、建売住宅のプランは予め設計されており、カスタマイズの範囲が限られているため、建築過程での変更が少なく、コストと時間を節約できます。

注文住宅の場合、個々の顧客の要望に合わせたカスタマイズが必要となります。この個別対応は、建築コストの増加につながる主要な要因です。顧客のニーズに応じて間取りや素材、設備を調整するため、設計や建設のプロセスが複雑化し、それに伴いコストも増加します。

さらに、建売住宅では、分譲地全体の計画に基づいて街並みが設計され、共通の外観デザインやカラースキームが用いられることが一般的です。これにより、一定の品質を保ちつつ、統一感のある住宅街を形成することが可能となります。統一されたデザインは、開発者にとっても、将来の住民にとっても魅力的な要素です。

これらの理由から、建売住宅は注文住宅に比べてコストが低く抑えられ、多くの家庭にとって手が届きやすい住宅の選択肢となっています。しかし、個性的なデザインや細かなカスタマイズを求める場合は、注文住宅の方が適していることを理解しておきましょう。

建売住宅に住み続けるとどれくらいのコストがかかるのか

建売住宅の購入後も、維持にはさまざまな費用が発生します。固定資産税や都市計画税、さらに修繕費や保険料などが年間の維持費用となります。これらの費用は住宅の規模や地域によって異なりますが、年間40万~50万円が一般的な目安です。

また、長期に渡る修繕費用として、30年で600万~800万円程度が見込まれます。固定資産税は、住宅の評価額に基づいて計算され、地域によって税率が異なります。新築の場合、最初の数年間は税額が軽減される制度がありますが、その後は通常の税率が適用されます。

都市計画税も同様に、物件が位置する自治体によって異なり、市街化区域内にある住宅にはこの税金が課されることが一般的です。さらに、建物の老朽化に伴う修繕費用は、所有する家の種類や建築時の品質によって大きく異なります。

屋根や外壁の塗り替え、水回りの交換、耐震補強など、定期的なメンテナンスが必要となります。これらの費用は一度に大きな出費となることがあるため、計画的に貯金しておくことが重要です。また、火災保険や地震保険などの保険料も、維持費用の一部として考慮する必要があります。

とくに地震保険は、日本のような地震が多い国では重要な保障となります。保険料は保険の種類やカバーする範囲、契約期間によって異なりますが、定期的に見直しを行い、適切な保険を選択しましょう。維持費用は、住宅を長く快適に保つためには避けて通れないコストです。

購入時だけでなく、長期にわたる総コストを見積もって、資金計画を立てましょう。とくに新築の建売住宅を購入した場合、最初の数年間は維持費が比較的低いため、この時期に修繕費用の積み立てを始めるのがおすすめです。

まとめ

建売住宅は注文住宅と比較して費用対効果が高く、とくに初めての住宅購入には魅力的な選択肢です。しかし、購入時の予算だけでなく、長期的な維持費用も考慮に入れる必要があります。資金計画を立てる際は、相場情報を基に、無理のない予算設定が重要です。加えて、将来のライフスタイルの変化や市場価値の推移も考慮しましょう。

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